戦争丘村大十平和

毎日がLIVEだ

人は「復讐」するために 01

毎朝、愛犬を連れて散歩へ行く。
そのコースには、近所のおじいちゃんが毎日のように手入れをしている花壇があり、こどもがたくさん座れる木の長いベンチが置かれている。そこに息子(3)が座ることもあるし、近所の保育園児が座る時もある。

だが最近、そこを通ると空き缶と吸殻が捨てられ、時には花壇を荒らされていることがあった。それは決まって水曜日の朝だった。
つまり火曜日夜に数人の輩が酒とタバコを楽しみ片付けをせずに立ち去るという丘村大十激おこ案件が今年のはじめから数回あったのだ。しかし犯人はいつもいない。ゴミだけが手掛かりだった。ストロングとマイセン。どちらもクズが嗜むやつだ(偏見)。だが今朝それは突然だ。そういつも良いニュースは突然で静かに伝えられる。千載一遇のチャンス。そのベンチになんとゴミと吸殻と御一緒に男が一人寝ていたのだ。この炎天下に。俺ははじめその風景を受け入れなかった。だってこの酷暑の朝に、日陰のないベンチで寝るバカがいるのか!それは居たのだ。さすがストロングマイセンのクズやろう!そこは褒めるべきだろう。俺はこのチャンスを無駄にはしない。まず静かに愛犬とその距離をつめた。そしてその無防備木間わりないスマホを静かに手に取った。そうこれは復讐なのだ。数十メートル距離を取り。コンクリートで画面を割り、草むらに投げる。これは始まりにすぎない。ベンチに寝ている愛しい輩のカバンの中に、朝食にどうぞと愛犬の出来立てほかほかのうん○を入れる。なんてやさしい丘村大十!!!神様ありがとう!


そしてしばし待つ