3番手は、そうピレネーデオカムラであったわけだが、kuroiaiueoさんのパフォーマンスに完全にリラックス状態ロン毛とヒゲ、まったくもってお客さんの1部になっていた。つまり緊張感のないままの転換時間に突入したのだ。これは困った。で考えた訳だ。予定にはなかった「旅人たちへ」を歌うことで、ピレネーデオカムラワールドへの入り口を見つけたのだ。
そういう訳で、セットリストとちょっとした解説を添えた。
田舎移住のため長野へ中古物件まわりをした帰りの夜に、高速バス乗場にて、街灯のスポットライトに照らされ、大きなリュックを背負った若い女性を目撃した時に、発想。どこかへ旅立つ時の勇気と不安を込めた。
2大阪に辿り着いたのは昨日の朝
東京から関西へ一人旅、そのまま大阪は上新庄へ移住した。夜行バスで早朝に梅田駅、西成のホテル、初日から朝まで呑み歩いた、早朝小便臭い部屋から見えた通天閣。
3バンドは組まないほうが良い
大阪で、ドラムを始めた。mixiでバンドメンバー探しをしていた。ろくでもないやつらばかりが連絡をよこしてきては、その面々の珍行動にあきれたわけです。そんな思い出。
4東京
この曲は、僕のルーツだが、暗いからあまりLIVEじゃやらない。
5始まる二人と終わっていく二人
この曲が完成した時、オリジナルを手に入れた気がしました。ラップなのか、語りなのか、ごちゃまぜのこの曲。
6尾崎豊に憧れてギター買ったの24年前
7やっぱりソバがいい
身体を労りたい時には、蕎麦だし、楽しい歌
8パラレル銭湯ワールド
銭湯好き、水風呂と湯船のルーティンの中で幻覚にも近いあの幸せを歌に
9サングラスの男(休憩time)
ふざけソングの名曲
10funky痛風
痛風の痛み。今も忘れない。帝王ジェームス・ブラウンを聴き漁っていた時のファンク。
11海へ
悲しい曲
12ユウレイヲミタ
ふざけながらも、雰囲気があり、漂える。
そんな感じ。
13ラーメンを食べる君の顔が好き
ビートルズがカムトゥギャザーなら、ピレネーデオカムラはこの曲だ。ラーメンへの愛、家族への愛が込められている。
14君がいない夜に
すべての人が抱えているだろう「孤独」について迫った歌だ。そしてカート・コバーン(ニルヴァーナ)へ捧げる歌でもある。
思った以上のお客さんの数に嬉しかったし、なによりも、三人の素晴らしいパフォーマンスを展開出来たこと。これに勝る喜びはないのだ。
おわり